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+ | NGNへの統合のためフレッツ回線の場合でも、DHCPを用いた設定情報の取得に変更になりつつあるようです。<br/> | ||
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+ | 割り当てられていたIPv4アドレスにも変更があるようです。このあたり詳細わかりましたらお願いします。<br/> | ||
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==設定情報の取得(ひかり電話家庭用・オフィスタイプのみ)== | ==設定情報の取得(ひかり電話家庭用・オフィスタイプのみ)== | ||
− | RT-200NE/RT-200KI/VG820a等は起動時にPPPoE接続を張って設定情報を取得します。<br> | + | RT-200NE/RT-200KI/VG820a等は起動時にPPPoE接続を張って設定情報を取得します。<br/> |
− | PPPoE接続先はguest@ | + | PPPoE接続先はguest@tk000155で、<nowiki>http://add-con.mcas/</nowiki> に以下の内容をPOSTします。 |
CompanyCode=&ServiceCode=&ControlCode=&TerminalID=00022BXXXXXX | CompanyCode=&ServiceCode=&ControlCode=&TerminalID=00022BXXXXXX | ||
− | ここでTerminalIDはRT-200NE等のMacアドレス(WAN側)です。<br> | + | ここでTerminalIDはRT-200NE等のMacアドレス(WAN側)です。<br/> |
POSTすると、以下の内容が戻されます。取得後はPPPoEは切断され、直接IPv4でSIP/RTPの通信が行われます。 | POSTすると、以下の内容が戻されます。取得後はPPPoEは切断され、直接IPv4でSIP/RTPの通信が行われます。 | ||
ResultCode=0000 | ResultCode=0000 | ||
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− | 項目はだいたい自明だと思います。dscp値はtos値としては0x80になります。<br> | + | 項目はだいたい自明だと思います。dscp値はtos値としては0x80になります。<br/> |
− | dest_nw_addrですが、明らかにおかしいです。(このアドレスレンジはDocomo所有だし…)<br> | + | dest_nw_addrですが、明らかにおかしいです。(このアドレスレンジはDocomo所有だし…)<br/> |
2006/10現在、東京で使用されているのは、 | 2006/10現在、東京で使用されているのは、 | ||
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ですが、将来変更されるかもしれません。 | ですが、将来変更されるかもしれません。 | ||
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+ | 山梨(甲府)情報ですが、2008/12/26 前後から、どうも、以下のアドレスも利用されているようです。(小西) | ||
+ | 123.104.0.0/14 | ||
+ | さらに、このあたりも利用されているようです。(小西) | ||
+ | 118.177.0.0/16 | ||
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==SIPプロトコル== | ==SIPプロトコル== | ||
− | ひかり電話家庭用・オフィスタイプとも、SIPプロトコルはビジネスタイプと同様のようです。<br> | + | ひかり電話家庭用・オフィスタイプとも、SIPプロトコルはビジネスタイプと同様のようです。<br/> |
− | http://www.ntt-east.co.jp/ipc/information/tech/interface.html<br> | + | http://www.ntt-east.co.jp/ipc/information/tech/interface.html<br/> |
− | Asteriskから直接レジストする場合は、Session Timerの実装が必要になります。 ナカムラさんのページを参照してください。 | + | Asteriskから直接レジストする場合は、Session Timerの実装が必要になります。 ナカムラさんのページを参照してください。<br/> |
*sip.confの例 | *sip.confの例 | ||
[general] | [general] | ||
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exten => _[0-6]X.,2,Dial(SIP/ntt/${EXTEN},180) | exten => _[0-6]X.,2,Dial(SIP/ntt/${EXTEN},180) | ||
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+ | また、Via:ヘッダにreceived=がついていると駄目になったようです(2007/09確認)。1.2系ではchan_sip.cのcopy_via_headers()に、以下の修正を加えてください。 | ||
+ | nat=neverのチャネルにはreceived=を付けなくなります。 | ||
+ | char iabuf[INET_ADDRSTRLEN]; | ||
+ | + if(ast_test_flag(p, SIP_NAT) == SIP_NAT_NEVER) copied++; | ||
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+ | Asterisk 2.6ではchannels/chan_sip.c:~9102 | ||
+ | int start = 0; | ||
+ | + if(ast_test_flag(&p->flags[0], SIP_NAT) == SIP_NAT_NEVER) copied++; | ||
==ルーティング== | ==ルーティング== | ||
SIPパケットはレジストしたSIPサーバとしかやりとりしませんが、 RTPパケットは相手先(の局内NATルータ)と直接通信を行います。そのため、linuxマシンから直接レジストする場合はルーティングが問題になります。 | SIPパケットはレジストしたSIPサーバとしかやりとりしませんが、 RTPパケットは相手先(の局内NATルータ)と直接通信を行います。そのため、linuxマシンから直接レジストする場合はルーティングが問題になります。 | ||
===デフォルトルートとして設定=== | ===デフォルトルートとして設定=== | ||
− | + | 一番安全な方法ですが、1台のマシンを通常のインターネットルータと兼用したり、あるいは050系IP電話サービスと兼用できません。 | |
root# vi /etc/network/interfaces | root# vi /etc/network/interfaces | ||
iface eth1 inet static | iface eth1 inet static | ||
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up /sbin/route add -net 220.210.192.0/19 gw 172.20.184.XX2 || true | up /sbin/route add -net 220.210.192.0/19 gw 172.20.184.XX2 || true | ||
===特定のSIP端末だけ自アドレスをバインド=== | ===特定のSIP端末だけ自アドレスをバインド=== | ||
− | + | 端末ごとにbindaddrを指定できるようにするパッチ[ftp://ftp.voip-info.jp/asterisk/patch/local/1.2/1.2.10_bindaddr.061113-01.patch bindaddr.patch]を当てれば、 | |
+ | 以下のようにソースアドレスによるポリシールーティングをかけられます。 | ||
root# apt-get install iproute | root# apt-get install iproute | ||
root# vi /etc/asterisk/sip.conf | root# vi /etc/asterisk/sip.conf |
2017年11月18日 (土) 17:52時点における最新版
以下の情報は東日本、特に東京でしか役に立たないかもです。訂正感謝するです。
目次
設定情報の取得(2014年3月までに移行)
NGNへの統合のためフレッツ回線の場合でも、DHCPを用いた設定情報の取得に変更になりつつあるようです。
http://www.soumu.go.jp/main_content/000165834.pdf
割り当てられていたIPv4アドレスにも変更があるようです。このあたり詳細わかりましたらお願いします。
--->DHCP discover DHCP offer<--- --->DHCP request DHCP ack<--- アドレス情報 SIPサーバ情報(option 120)
設定情報の取得(ひかり電話家庭用・オフィスタイプのみ)
RT-200NE/RT-200KI/VG820a等は起動時にPPPoE接続を張って設定情報を取得します。
PPPoE接続先はguest@tk000155で、http://add-con.mcas/ に以下の内容をPOSTします。
CompanyCode=&ServiceCode=&ControlCode=&TerminalID=00022BXXXXXX
ここでTerminalIDはRT-200NE等のMacアドレス(WAN側)です。
POSTすると、以下の内容が戻されます。取得後はPPPoEは切断され、直接IPv4でSIP/RTPの通信が行われます。
ResultCode=0000 ip_addr=172.20.184.XX1 netmask=30 gateway=172.20.184.XX2 dest_nw_addr=220.210.59.0/22&220.210.63.0/24&220.210.32.0/24&220.210.33.0/22 sipsv_addr=220.157.56.YYY sipsv_port=5060 regsv_addr=220.157.56.YYY regsv_port=5060 sip_domain=220.157.56.YYY username= password= ip_tel_num=036901ZZZ1 ip_tel_num1=036901ZZZ2 ip_tel_num2=036901ZZZ3 area_code=03 url_update=http://www.cpeinfo.jp/ url_update_cas=http://220.216.147.36:50080/verup/notify.cgi dscp=32 rtpport1=5004 rtpport2=5035
項目はだいたい自明だと思います。dscp値はtos値としては0x80になります。
dest_nw_addrですが、明らかにおかしいです。(このアドレスレンジはDocomo所有だし…)
2006/10現在、東京で使用されているのは、
220.157.0.0/18 220.216.128.0/17 220.210.192.0/19
ですが、将来変更されるかもしれません。
山梨(甲府)情報ですが、2008/12/26 前後から、どうも、以下のアドレスも利用されているようです。(小西)
123.104.0.0/14
さらに、このあたりも利用されているようです。(小西)
118.177.0.0/16
SIPプロトコル
ひかり電話家庭用・オフィスタイプとも、SIPプロトコルはビジネスタイプと同様のようです。
http://www.ntt-east.co.jp/ipc/information/tech/interface.html
Asteriskから直接レジストする場合は、Session Timerの実装が必要になります。 ナカムラさんのページを参照してください。
- sip.confの例
[general] port=5060 bindaddr=0.0.0.0 srvlookup=no tos=0x80 ;必要(DSCP=32) disallow=all allow=ulaw language=jp defaultexpirey=3600 register => 036901ZZZ1@ntt ;複数番号でも親番号のみregister [ntt] type=peer context=fromntt host=220.157.56.YYY nat=never ;viaヘッダにrportをつけないために ;;;;fromuser はSetCallerIDでつける fromdomain=220.157.56.YYY canreinvite=no session-expires=300 ;ひかり電話標準値 dtmfmode=inband username=nttuser ;session-expiresのパッチで必要 insecure=very
- extensions.confの例
[fromntt] exten => 036901ZZZ1,1,Dial(SIP/901,180) ;電話機 exten => 036901ZZZ2,1,Dial(SIP/999,180) ;FAX exten => 036901ZZZ3,1,Ringing() ;自動応答 まずRinging() exten => 036901ZZZ3,2,Wait(2) exten => 036901ZZZ3,3,Answer() exten => 036901ZZZ3,4,Wait(1) exten => 036901ZZZ3,5,Playback(beep) exten => 036901ZZZ3,6,Hangup() [from901] exten => _[0-6]X.,1,SetCallerID(036901ZZZ1) ;発信者番号をセット exten => _[0-6]X.,2,Dial(SIP/ntt/${EXTEN},180) [from999] exten => _[0-6]X.,1,SetCallerID(036901ZZZ2) ;発信者番号をセット exten => _[0-6]X.,2,Dial(SIP/ntt/${EXTEN},180)
また、Via:ヘッダにreceived=がついていると駄目になったようです(2007/09確認)。1.2系ではchan_sip.cのcopy_via_headers()に、以下の修正を加えてください。 nat=neverのチャネルにはreceived=を付けなくなります。
char iabuf[INET_ADDRSTRLEN]; + if(ast_test_flag(p, SIP_NAT) == SIP_NAT_NEVER) copied++;
Asterisk 2.6ではchannels/chan_sip.c:~9102
int start = 0; + if(ast_test_flag(&p->flags[0], SIP_NAT) == SIP_NAT_NEVER) copied++;
ルーティング
SIPパケットはレジストしたSIPサーバとしかやりとりしませんが、 RTPパケットは相手先(の局内NATルータ)と直接通信を行います。そのため、linuxマシンから直接レジストする場合はルーティングが問題になります。
デフォルトルートとして設定
一番安全な方法ですが、1台のマシンを通常のインターネットルータと兼用したり、あるいは050系IP電話サービスと兼用できません。
root# vi /etc/network/interfaces iface eth1 inet static address 172.20.184.XX1 netmask 255.255.255.252 gateway 172.20.184.XX2
使われている範囲だけルーティング
使われている範囲だけルーティングする方法ですが、将来IPアドレス範囲が変更になった場合に追随しないといけません。また、この範囲はフレッツスクエアでも使用されているため、兼用できません。
root# vi /etc/network/interfaces iface eth1 inet static address 172.20.184.XX1 netmask 255.255.255.252 up /sbin/route add -net 220.157.0.0/18 gw 172.20.184.XX2 || true up /sbin/route add -net 220.216.128.0/17 gw 172.20.184.XX2 || true up /sbin/route add -net 220.210.192.0/19 gw 172.20.184.XX2 || true
特定のSIP端末だけ自アドレスをバインド
端末ごとにbindaddrを指定できるようにするパッチbindaddr.patchを当てれば、 以下のようにソースアドレスによるポリシールーティングをかけられます。
root# apt-get install iproute root# vi /etc/asterisk/sip.conf register => 036901ZZZ1@ntt ;registerは @セクション名 で対応付け [ntt] bindaddr=172.20.184.XX1 ... root# vi /etc/network/interfaces iface eth1 inet static address 172.20.184.XX1 netmask 255.255.255.252 up /sbin/ip route add 172.20.184.XX0/30 dev eth1 src 172.20.184.XX1 table 99 || true up /sbin/ip route add default via 172.20.184.XX2 dev eth1 table 99 || true up /sbin/ip rule add from 172.20.184.XX1 table 99 || true down /sbin/ip rule delete from 172.20.184.XX1 || true